PLAYoga藤井寺と八尾の両スタジオで、ピラティスとシルクサスペンションのレッスンを担当してくださっているMai先生。
クラスも満員になることが多く、Mai先生のレッスンはきついけどめっちゃ楽しい!という声をよく聞きます。
いつもなんだか楽しそうで、話しやすく、また会いたくなる魅力のある先生ですが、その魅力は先生自身が「心から楽しんでる」ことにありそうです。
そんなMai先生の魅力に迫るため、色々お話を聞いてみました。
「二度とやるもんか!」がピラティスとの出会い
中野:
では最初に、ピラティスについてお話聞かせてください。
ピラティスを始めたきっかけ、ピラティスを知ったきっかけは?
Mai:
私、アメリカにいたんですが、語学学校のクラスメイトに偶然ピラティスの先生がいたんですよ。
留学したはったんですけど、格安で一回教えてあげるよって言われて。そこで初めてピラティスをやったんです。
中野:
まったくその時点ではピラティスって?みたいな?
Mai:
もう…てぃらぴす??みたいな(笑)
中野:
(笑)
Mai:
その時、私まったく運動しなくて、筋肉ゼロ、腹筋ゼロみたな人だったんで…
中野:
あんまり好きじゃなかった?
Mai:
初めてやった時、二度とやるもんか!って思ったんですよね。
それがほんまの初めてのピラティスですね。
中野:
へー。そこからハマっていくってことですか?
Mai:
せっかくアメリカおるし、なんか始めたいなぁって思った時に、日本人用の掲示板があるんですよね。何々売りますとか、何々教えますとか…
そこに日本語でピラティス教えますってのがあって、ちょっともう一回行ってみようってなって…
ちょっと魔が差して。そうゆうところ私魔が差すんで…(笑)
そこでやってみたら、その人はそんなにきつくなくて、とりあえず続けてみようと思って。
中野:
その時はMaiさんの体はこうだね!みたいなアドバイスはありました?
Mai:
その時は、例えばここが弱いねとかっていうアドバイスは特になかったんですけど、とりあえず和気あいあい的な感じで、友達の家に遊びに行く感覚でやってましたね。
中野:
ふーん。その時はどうでした?レッスン受けてみて。
Mai:
それが受けて3~4カ月続けたときに、腰痛が治ってきたんですよね。
あれ?私腰痛くない!みたいな。私小学生の時から腰痛持ってたので。
中野:
えーーーー!!
Mai:
すごい小学生でしょ?(笑)
ピラティスで腰痛が治るって聞いたことはあったんですけど、まさか自分におこるなんて。
あ!めっちゃいいんじゃない、これ?!って思いましたね。
中野:
それは結構響きますね。
Mai:
響きましたね!
ピラティスを好きになってほしい。絶対。
中野:
そこから指導の方に向かうきっかけってなんですか?
Mai:
なんかね、私アメリカにいた時にこれからどうしよう?ってずっと思ってたんですよね。
中野:
もともとなんでアメリカに?
Mai:
語学留学です。もともとピラティスのピの字も知らずに行ったので。
で、帰国するのか永住するのか、帰った後は仕事をどうするのか…。むっちゃ色々考えてたんですよね。
そうなった時に、あれ?これ仕事にしたら楽しいんじゃないかって思って。
色々調べて、日本語で教えてくれるところを見つけたのでそこに聞きに行って…あ!トレーナーになろうって思ったんです。
一生続けられる仕事なんで。
中野:
そこでトレーナーになるまでどれくらいかかったんですか?
Mai:
期間はね…私学校行きながら、バイトしながらだったんで、めっちゃ時間かかったんですよね(笑)
中野:
ハーーード!(笑)
Mai:
そう。とりあえず講習を受けたんですけど、うちの団体は講習受けてから1年以内にテストに合格したらOKなんですよ。
なので、私は学校とバイトを優先してしまって、講習受けてからテストを受け終わるまで1年かかりましたね。
あ、ちゃんととる人は1カ月、2カ月でとれますよ。
中野:
それ何年前ぐらいですか?
Mai:
2012年とかなんで…6年前とかですね。
中野:
教えてくれたのは日本人ですか?
Mai:
日本人です。向こうの永住組ですね。
中野:
アメリカと日本のピラティスのレッスンの違いってあります?
Mai:
なんかね、アメリカのクラスを受けた時に、あれ?私、脚いつ下ろしたらいいの?みたいな(笑)
中野:
(笑)
Mai:ちょっちょっちょっちょ!もう限界ですけど!すいません!みたいな(笑)
中野:
結構ハード?
Mai:
そうそう!向こうの人は結構ハードなやつが好きらしくて。で、こっちに帰ってきた時も、あっ日本人ってこうなんだぁって。
ちょっと説明が多い感じがしましたね。
中野:
ティーチングをして、深めて、体に入れ込むみたいな?
Mai:
そうそう。私が受けた先生がそうだったのかもしれないです。偶然。
中野:
なるほどね。
初めてレッスン持った時の事覚えてます?
Mai:
覚えてます!覚えてます!吐きそうでした!(笑)
中野:
(笑)
Mai:
朝からごはんあんまり食べれなくて、直前に友達に来てもらって練習台になってってお願いして…。
中野:
それってグループレッスンですか?
Mai:
はい。
中野:
結果どうでした?うまくいきました?
Mai:
うまくいったんですかね?お客さんってはっきり言ってくれないので…。
とりあえず終わったぁ!って感じでした。乗り切った!みたいな。
中野:
普段、どんな想いでレッスンをしてますか?
Mai:
とりあえず私は絶対ピラティスを好きになってもらいたいんですよ。
絶対にピラティスって人の体にいいものやし、楽しいものって私は思ってるし、人の体の助けになるので、まずは絶対に好きになってほしいですね。
ピラティスって胸式呼吸やニュートラルとかわけわかんない単語めっちゃくるじゃないですか。
私一回目でそれ言われてわけわかんなかったんですよね。
ちょっとむかつくって思ったんですよね(笑)
中野:
(笑)
Mai:
え、どうゆうこと!?脚こうして!って言われて…いや、なってるし!って思ってムカつくみたいな(笑)
だから、私は最初のハードルを下げたい。わけわかんないところを。
ピラティス、わけわからんしもうええわ!って思ってる人が結構いるなぁて私思ってて。
中野:
で、毛嫌いになっちゃう?
Mai:
そうそう!だから説明はシンプルにして、わけわからんかったらとりあえず呼吸しておいてください。
…それでいいと思うんですよね。来てくれたら伝えるので、それで慣れていってもらうってゆうのは徹底してます。
中野:
なるほどねー。
こうゆうお客さんがよく来るっていう傾向ありますか?
Mai:
猫背、肩内巻き、腰痛持ち、反り腰は絶対ありますね。
中野:
過去の自分を見てるよう?
Mai:
そうですね(笑)私がおる!みたいな(笑)
中野:
そこは注意しますか?
Mai:
お客さんにはちょっとイジる感じで伝えますね(笑)
中野:
じゃあそこもシンプルに?
Mai:
そうですね。できればシンプルに伝えたいですけど…できてるのかな?(笑)
中野:
普段も意識してもらえたら最高ですね。
Mai:
そうですね!
インストラクターあるある「運動音痴」
中野:
お休みの日は何してます?
Mai:
週一の休みで、たまになくなるんですけど…仕事好きやから別にいいんですけどね(笑)
中野:
予定埋めたくなる人ですか?
Mai:
埋めたいタイプですね(笑)
1日にいくつもは嫌なんですけど、家に引きこもるってことはあんまりないですね。
中野:
なるほどね。アクティブですね!
好きなスポーツとか今もやってるスポーツってありますか?
Mai:
私、スポーツ無理です!(笑)
中野:
(笑)
意外とそうなんですよね!ヨガの先生、ピラティスの先生が、運動音痴なんです!あるある。
Mai:
とりあえず私、逆上がりできたことないです!(笑)
中野:
(笑)
Mai:
今ならできるんちゃう!?って言われるんですけど(笑)
今度公園行きますね(笑)
中野:
ピラティスを続けていくと、私動けるやん!みたいな感じはしてきますか?
Mai:
受けに行ったら、体幹はしっかり入るねって言われますね。
この前ダヴィンチボードを受けに行った時にも言われました。
中野:
家でもピラティスとかやりますか?
Mai:
ピラティスはあんまりやらないんですけど、ストレッチだけは絶対やります。
あと、動きの確認とかもしますね。
昔は太ってました(笑)
中野:
休みの日に作り置きのごはんづくりをするって聞いたんですが…
Mai:
します!します!
中野:
何を作るんですか?
Mai:
スープ!鍋いっぱいに作りますね!
ミネストローネ、みそ汁とか… とりあえずそこに野菜を入れる。
中野:
食べるものは何が好きですか?
Mai:
トレーナーあるまじきですが、人生最後のごはんは絶対から揚げがいいです!
中野:
(笑)
Mai:
鳥のから揚げがいいです!揚げ物かよ!って感じですが(笑)
中野:
から揚げは大阪のソウルフードと呼ばれるらしいですよ。
Maiさんはずっと大阪ですか?
Mai:
生まれも育ちも大阪です!
中野:
食べるのは好きですか?
Mai:
好きですねー!!
普段は気をつけるんですけど、人とごはんに行ったときは一切気にしないです。
中野:
なるほどねー。体重とかは気にします?
Mai:
多少気にはしますけど、ピラティス始めてからはあまり変わらなくなりました。
同じような生活送ってたら、そんなパーンって変わる事はないので…
昔の自分に戻らないように気にはしてますね。
中野:
昔は太ってたんですか?
Mai:
太ってましたよ。
中野:
あっそうそう!それも聞いた!
Mai:
言ったでしょ!(笑)70㎏超えてました!
中野:
その写真くださいねー。
Mai:
えぇぇぇ公開はちょっと…(笑)
この前お客さんに見せたら、えーーーって言われて笑われました(笑)
中野:
想像つかへん(笑)イメージは昔からスポーツ万能で、元気ハツラツで!みたいな感じ。
Mai:
いやいや。運動音痴、太ってる、引きこもり…
ピラティスで人生に光が。
中野:
(笑)わからんもんですねー。
今度こうなりない、こうありたいなぁみたいなんありますか?
Mai:
年齢だけを気にしたくないですね。いくつだからこれはできないとか、そうゆう事は絶対思いたくない。絶対いやですね。
だから、ここのお客さん、尊敬します。いくつになっても来てくれるじゃないですか。
中野:
うんうん。Maiさんのレッスンに来てくれる方はMaiさんより年上の方が多いですか?
Mai:
そう思いますね。お孫さんいる方とか結構いますし…
中野:
おばあちゃま!!
Mai:
そうそうそう!藤井寺におばあちゃまがいるんですけど、シルクも一回だけ受けに来てくれてはって…つきっきりになったんですけど(笑)
「立てない!」って言われて「持っとくから!!」って(笑)で、一回やってみてご自身で無理って納得しはったんです。
それで私は全然OKだと思うんです。やらずに諦めるよりはやってみてわかった上で来ないってのが一番いいと思うんですよね。
中野:
自分にはまだ早かったなぁとか、これできるためにもうちょっとこーゆー事しようみたいな。
Mai:
そうそうそう。そのアグレッシブさは尊敬しますね。
中野:
今後もピラティスは続けていかれると思うんですが、ヨガとかやろうとか新しいことしてみようとかありますか?
Mai:
資格っていう面では考えてないんですが、今年の目標でヨガを始めるっていうのはあります。
中野:
なるほどねー。なんでですか?
Mai:
友達のインストラクターが、教えるのはピラティスだけどやるのはヨガが好きって言ってたんですよね。
ヨガってそんなにいいんやぁって思ってやってみよっかなぁて感じです。
中野:
いつまででも挑戦し続けるんですね!
Mai:
ちょっと先延ばしになってますけど…(笑)
中野:
では、Mai先生にとってピラティスとはなんですか?
Mai:
私の人生に光を与えてくれたものですね!
迷走してたときに、これになろう!って思ってやりたいことが決まれば、後はそれにどうアプローチしていくかだけなので、そっからパンパンパンって決まりましたね。
大変だったけど迷いはなかったですね。
これからどうする?永住する?日本に帰る?ってなった時に、自分にとって大事なのはピラティスを教えるってことなので、永住したらビザに時間がかかるから帰国しようと思って。
中野:
じゃーアメリカに未練とかはないんですね。
Mai:
まったくないですね!住みたいって気持ちはないですね。
仕事もプライベートも爆笑!
中野:
ピラティスを始めて、トレーナーになって、周りから変わったね!って言われることありますか?
Mai:
昔ちょっと太ってたので、、(笑)
中野:
あ!そっか(笑)
Mai:
締まったね!とは言われますね!
中野:
(笑)
Mai:
まさか運動するとは思わなかったって(笑)
あとは、楽しそうだねってよく言われます。
中野:
あーそれ私も思います!
お客さんからもよくMaiさんは楽しそうにしてるからこっちも楽しくなるって聞きましたよ!
中野:
では最後に“あなた”がなりたい“あなた”ってなんですか?
Mai:
仕事もプライベートも爆笑してたいですね!
中野:
おー!いいですね!いいですね!
Mai:
いろいろあると思うんですけど、着地点がおもろかったらそれでOKなんですよね。
中野:
結果がOKなら、意外にプロセスもしっかりしてますもんねー!
Mai:
考え方次第でいくらでも変わっていくので(笑)
中野:
今涙でそうでしたわ。
Mai:
拭きましょか(笑)
中野:
(笑)ありがとうございます!!