横隔膜(おうかくまく)
diaphragm(ダイアフラム)

主な働き
呼吸の主要筋(腹式呼吸)
神経支配
横隔膜神経と副横隔膜神経(C3〜C5もしくはC6

起始停止

 

起始
胸骨部:剣状突起の後面
肋骨部:第7〜12肋軟骨(肋骨弓)の内面
腰椎部:外側脚とL1〜L3にかけての内側脚
停止
中心

 

特徴

収縮時に下位の肋骨は固定され、この横隔膜は腹腔側へ下がる。そして胸腔を陰圧することにより九期を行わせる。これが肺活量の約60パーセントを担うとされる腹式呼吸の仕組みである。

ADLでの動き

横隔膜は主力呼吸筋であり、吸気時に働く。その他、横隔膜は腹圧を高めることによって排尿、排便を補助する。また、咳、おう吐や笑う時などにも働く。