【四話目】プレヨガさんと学ぶ! 考えすぎてしまう理由とヨガ哲学
はじまり
「なぁ…またやってもうた」
「どうしました?」
「寝る前に考えすぎて寝られへん」
「今日のこと思い出して
“あれでよかったんかな…”とか」
「明日のこと考えて
“失敗したらどうしよ…”とか」
「気づいたら1時間経ってる」
「それはしんどいですね」
「しかも朝もその続きやで」
「ずっと頭の中うるさいねん」
考えすぎてしまう正体は“心の働きすぎ”
「それは」
👉 心が働きすぎている状態です
「働きすぎ?」
「ヨガではこれを」
👉 チッタ・ヴリッティ(心の揺れ・働き)
と考えます
「また出たチッタ」
「もう常連やな」
チッタ・ヴリッティとは、思考・感情・記憶など、心の中で起こるあらゆる動きのことを指します。
ヨガでは、この“心の動き”が大きくなりすぎると、落ち着きを失い、疲れやすくなると考えます。
つまり問題は「考えること」ではなく、「考えが止まらない状態」にあります。
なぜ考えすぎてしまうのか
「でもさ、なんでこんな止まらんの?」
「こんな状態ありませんか?」
・考えても答えが出ないことを繰り返す
・まだ起きていない未来を心配する
・過去を何度も振り返る
「全部やな…」
「しかもずっと同じこと考えてる」
考えすぎてしまうとき、多くの場合は“思考のループ”に入っています。
これは、同じ内容を何度も繰り返し考えている状態で、解決に向かっているわけではありません。
この状態では脳は休まらず、身体が止まっていても疲労が蓄積していきます。
つまり、疲れの原因は「思考の量」ではなく「思考の止まらなさ」です。
ヨガではどう考える?
「でも考えなあかんこともあるやん?」
「もちろんあります」
「じゃあどこまでがOKなん?」
「それはいい質問ですね」
「考えるのはOKです」
「ただし」
👉 “終わらない考え”はNGです
「なにそれ怖い」
ヨガでは、思考を無理に止めることは目指しません。
なぜなら、止めようとするほど意識が向き、逆に強くなってしまうからです。
大切なのは「思考に巻き込まれないこと」です。
考えが浮かんでも、それに引っ張られずに距離を取ること。これがチッタ・ヴリッティを整える考え方です。
どう整えればいい?
「じゃあどうしたらええの?」
「シンプルです」
👉 “今に戻る”
「今?」
「例えば」
・呼吸に意識を向ける
・体の感覚に集中する
「それだけ?」
思考は過去か未来に向かうことがほとんどです。
そのため、「今」に意識を戻すことで、思考のループから抜け出すことができます。
呼吸や身体感覚に意識を向けることで、脳の過剰な働きが落ち着き、自然と心が静まります。
これはヨガにおける基本的なアプローチであり、瞑想や呼吸法の土台となる考え方です。
身体から整えるのもひとつ
「でも考えすぎてるときって止まらんで?」
「ありますね」
「そんなときは」
・ゆっくり長く息を吐く
・体を少し動かす
「またそれか」
「でもそれが一番効きます」
専門解説|呼吸と神経の関係
呼吸は自律神経と深く関わっています。
特に“吐く息”を長くすることで、副交感神経が働きやすくなり、リラックス状態に切り替わります。
また、軽く身体を動かすことで、思考に集中していた意識が分散され、考えすぎの状態から抜けやすくなります。
つまり、身体を整えることで心も整うという関係性があります。
まとめ
「なんか…考えてるだけで疲れてたんやな」
「そうですね。休めているようで休めていない状態です」
次回予告
「でもさ…なんか不安になること多くない?」
「それもヨガで説明できます」
👉 次回
不安になってしまう理由とヨガ哲学

